WallPaper
日本語
animals

構造色——青い色素を一切含まない青

モルフォの翅、甲虫の背、鳩の首。どれも、いま見えているその色を持っていない。

色素は吸収で働く。スペクトルの大半を飲み込み、残りを返してくるだけだ。構造色は干渉で働く。数百ナノメートル間隔の畝や層が、ある波長を打ち消し、別の波長を強め合わせる。青い蝶の翅をすりつぶせば粉は茶色になる——この一つの実験で話は終わりだ。

効果が角度に依存する以上、色は動く。甲虫を傾ければ緑は青銅へ滑り、鳩のまわりを二歩まわれば首は紫から銅色へ移る。鳥は何もしていない。撮るときに効くのは光がどこから来るかであって、カメラをどう設定したかではない。反射的にホワイトバランスをいじると、画面全体を行くべきでない場所へ押しやってしまう。

画面も流儀は同じだ。ディスプレイにも色素はなく、決まった比率で届くように並べられた光しかない。角度の合った翅の写真はその並びの中に無理なく収まる。この種の写真がほとんど飽和しすぎに見えて、それでも本当らしく読めるのはそのせいだろう。画面が翻訳しなくていい数少ない題材のひとつだ。

シマウマ 4K壁紙 · 動物 · 3840×2560
01シマウマ 4K壁紙4K
ハチドリ 4K壁紙 · 動物 · 3840×3012
02ハチドリ 4K壁紙4K

このコレクションの壁紙

壁紙をすべて見る