WallPaper
日本語
abstract

真下を向く——影はどこに隠れたのか

カメラを地面へまっすぐ向けると、画面から床と空と、影のほとんどが消える。

真下に向けたカメラは妙な取引をする。水平線を手放し、それと一緒に上下の感覚も手放すのだ。川は根の広がりのように、港は基板のように、耕した畑はコーデュロイの布のように読める。画面の中で立っているものが何もないので、高いものも生まれない。人や木という物差しを奪われた目は、やがて全体を模様として読みはじめる。

この角度では影の振る舞いも変わる。正午近くの太陽はほぼ頭上にあり、どの物も自分の影を足元に畳み込むので、真上からの一枚は撮ったというより描いたように見える。二時間おいて戻れば、クレーンも椰子も街灯も地面に濃い縞を引き、その縞だけが高さについて残された手がかりになる。空撮の人がその時間帯を好むのには理由がある——影がそのまま立面図なのだ。

この視点が残すのは色と境目だ。砂と水が触れる線、屋根が終わって道が始まるところ。だから壁紙としても収まりがいい。隠して惜しい空はなく、中央に立って敬意を待つ主役もいない。ウィンドウが画面の半分を占めても、写真はその下で平然と続いている。

プラハの屋根並み 4K壁紙 · 都市 · 3840×2560
01プラハの屋根並み 4K壁紙4K
海に浮かぶ小舟 4K壁紙 · 海 · 3840×2880
02海に浮かぶ小舟 4K壁紙4K

このコレクションの壁紙

壁紙をすべて見る